11月14日追記
11月14日に頒布価格の再改定を致しました。
自分の問題を価格に反映させてしまった事はものづくりをする者として間違っていたと思います
— 折鶴亭美郷 (@orizurutei) 2019年11月14日
作品を手に取って下さる方に、自分の問題を背負わせてしまうのは何か違う
これは自分で向き合わなくてはいけない事であり、他の方法で対処しなければいけない問題であって…
色々とやり方を模索してみます
折鶴亭美郷を今後もよろしくお願い致します。
11月10日のお知らせ
最近の制作についてふりかえると、何とも言えない違和感を抱えていたように思います。
求められる事はすごく嬉しい、見て下さる方が増えたのもすごく嬉しい、なのにずっと素直に喜びきれない自分がいました。
うまく言葉にできないのですが、自分自身を無意識に否定してしまっていたのかな。
先日のツイートを引用します。
自分で自分の努力を踏みにじる価格設定があまりにも耐えられないので昨日の価格に戻してみる
— 折鶴亭美郷 (@orizurutei) October 30, 2019
誰にも買って頂けなくても、自分で自分を否定する値段をつける苦しみの方が辛いのです
こんな甘ったれた考えじゃやっていけないのもわかってるけど…
良いものを作ろうと頑張ろうとしても心も体もなかなかついてこない。
すごく私らしくない思いに「何故だろう?」と必死に原因を考えて、このツイートを思い出しました。
一つしかない心で、努力のかたわら同時に自分を踏みにじってもいたのです。
最近の自分の価格面での頑張りは、私としてはすごく頑張っていたと思います。
綺麗な言葉で言えば「頑張っていた」。でも別の言い方をすれば「耐えていた」。
この耐える部分に相当なエネルギーを使い、心を消耗させてしまっていたんでしょうね。
練習品は100%制作にエネルギーを使えるけれど、いざ頒布となるとそうじゃなくなってしまっていた。
折り鶴作家として、少し迷子になっていました。
認めかけられている今こんな事をして良いものかととても迷いましたが、この度、一度ベースになった価格設定を取っ払う形で見直す事にしました。
元々変動があった価格ですが、自分の心に負担がかからない数字に恐々とですが変えてみました。
変更作業をしている間はすごく怖かった。自分のしている事は許される事なのかと。せっかく応援して下さっている方がいるのに。
でも、心の負担を無くした今日、久しぶりに制作をすごく楽しめました。
安心して紙に向かう事ができて一羽一羽ととことん向き合えたんです。
折り鶴のクオリティを追及するのが楽しい。100%のエネルギーで制作できるのがすごく楽しい。
高いねと言われる事に対しての恐怖はやはりありますが、自分で自分を否定する事がない環境での制作を選んで良かったと今は思っています。
日本一上手な折り鶴作家になりたい、日本一美しい折り鶴を追及したい。
その思いで心を全力で燃やせる日がまた来てくれてとても嬉しく思っています。私らしいやり方になってしまいますが、その分とことんこの道で頑張りたいです。
こちらの記事につきましては随時書き直しや追記致します。
拙い言葉ではありますが、本日中にお話ししておこうと暫定的にですがお知らせの更新でした。
2019.11.10 折鶴亭美郷