折鶴亭美郷 公式ブログ

「日本一美しい折り鶴」を目指して努力し続ける折り鶴作家、折鶴亭美郷のブログです

折り鶴作家が語る「見栄えのする」折り鶴の折り方【リメイク品が完成しました】

 

 

 

 (10月20日に少し文章を訂正しました) 

 

前倒しで、モダン和柄の折り鶴リメイク品が今朝完成しました。頑張りました…!

 

次作は奉書紙にしようか越前和紙にしようか少し悩んでおりますが、癒される為に少し奉書紙を折っていてつくづく私の折り方って独特だなと思ったので今回は私なりの「見栄えのする折り鶴の折り方」について書いてみます。

アドバイスという程ではありませんが、着目するといいかもしれない点についてまとめています。

 

  1. 折り目をつけて折るやり方に囚われる必要はない
  2. そもそも「折らない」(=定義に縛られない)
  3. 紙質、紙の厚みに合わせて折り方を変える

 

あくまでも器用ではない私の例なので、器用に折れる方には参考にならないどころか何を言ってるんだとも思われそうです。

 

「折り目をつけて折らない」

これは経験から来る物ですが、私は折り目をつけてそれに合わせて折るやり方で綺麗な鶴を折れた事がありません。

そして、周り(折り紙や折り鶴界の方ではない一般の人)がそのやり方で綺麗に折れている所を見た事がありません。

 

確かに折り目をつけて折るやり方はスピードは段違いに早いです。早いですが、見栄え面にこだわる派としてはこの折り方に必ずしも縛られる必要はないかなと思っています。

次の項目にも重なるのですが、私はひたすら細かく「加工」していくタイプです。

 

「折らない」(定義に縛られない)

私は一度でがっちりと折り込む箇所がやや少なめなやり方をしています。

その変わりに細かな工程をかなり足しています。

 

折っていくにつれて自然と重なる部分が出て来るわけですが、そこも、基本的には重なった箇所を全部一度まっさらに戻してしまってから処理に入ります。

最終的にはもちろん折り鶴の形にするのですが、細かく円柱や円錐に処理して加工している箇所がかなり多くあります。

 

言葉では伝えづらい上に、少し企業秘密の秘伝のタレ要素もあるのではっきり言い表せなくて申し訳ないのですがアドバイスとしては、

・「折る」事の定義をよく考える

・紙を重ね合わせる事による弊害について考える

 

この二つに着目して研究すると、「見栄えのする」折り鶴に少し近づくかもしれません。

 

 

「紙質に合わせて折り方を変える」

折り紙だけでは飽き足らず、紙の沼にハマった方は是非「その紙の折る事ができる(折っても綺麗に見える)面積」についても研究してほしいなと思っています。

普通紙の折り紙はその面積に恵まれていますから加工式で折り鶴を折る発想の得方や練習にはうってつけです。

 

逆にとにかく圧力に弱い奉書紙あたりを使う時は全く折り方を変える必要があります。

これも言語化するのが難しいのですが、試行錯誤するのはとても楽しいです。奥深さにハマったらもう二度と戻れない世界です。

難しい分やり甲斐があってとても楽しいので折り紙や折り鶴をもっと自由な発想で楽しむ方が増えてくれたら嬉しいなと思っています。

 

本当にアドバイスにならなくて申し訳ありませんが、「折る事に対する概念を疑ってみる」ヒントを少しでも掴んで頂けたら幸いです。

 

 

 

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