折鶴亭美郷 公式ブログ

「日本一美しい折り鶴」を目指して努力し続ける折り鶴作家、折鶴亭美郷のブログです

「フルサイズ折り鶴のオブジェ」制作過程&裏話

今日は久しぶりに作品が生まれた過程について。
フルサイズの折り鶴のお話です。

生まれたきっかけ

7.5cmサイズの折り鶴をメインに折っていた時、ふと、「このちびっ子達に親鶴をつけたら可愛いなぁ」と思いついたんですよね。
ちょうど「和紙・和柄500羽」や、折り鶴シャワー用の折り鶴を折っていた頃です。

で、じゃあ親になるようなサイズでまずは折ってみるか!と同じ柄の紙の大きい物を使って、実際に折ってみたんです。

結果は…なんか安っぽい!!

「えー!?どうして!?小さいと可愛いのに大きくなると安っぽくなるなんて!!」とガッカリしましたね。

で、その時自分なりに考えて、見つけた事が、

「大きいと紙の質感が浮き彫りになる」という事。

ディテールが問題なんじゃなくてテクスチャーの問題だ!と気づいてからは早かったです。
光の反射具合とか必要な厚み、繊維から受ける印象を考えたら、手持ちの持て余していた用紙がピンと来て。
あれしかない!!って。

で、急いで紙を引っ張りだしてきて、閃いたインスピレーションが薄れていかないうちに試作品を作ってみたんです。
そうしたら仕上がりが想像以上に立派にかっこよく出来た。

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立派に仕上がったのを見て思った事が、
「これがオフィスのお客様窓口に、しかもお正月に置いてあったら、私がお客さんなら嬉しいかもしれない」と。
そしてこれ、私も欲しいなとも思いました。
自画自賛じゃなくて、初めて自分の作品に対して「これ欲しい、売ってたら買う!」って思ったんですよね。
多分、作家としては大きな転機になるのかな。

他の柄でチャレンジ!

そして、他の柄でも作りました。

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最初の赤いのも好きですがこれも自信作です。
可愛いー!!雪の中静かに恋する乙女みたい!!

このあたりから前に書いた「一姫二太郎」の案が自分の頭の中に出来上がってきました。

青っぽい色で男の子感を演出。
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うん、満足!!と満を持して折鶴亭の新作として発表しました。その時の記事はこちら。

www.orizurutei.com

今は事情によりセット販売のみとなっていますが、本当は堂々と三部作としても出したかったー!!

厚みがあって立派なので、先程書いたように飾り付けのオブジェとして使って欲しいのはもちろん、撮影小物としてすごく映えるので七五三や成人式の写真撮影で和を演出する小物として使ってもらってもとっても嬉しい!!

一羽一羽が大きいのでラッピングには頭を抱えましたが、その問題も無事解決できてお嫁にいかせる準備は完了。
せっかくなので60羽セットと120羽セットでラッピングをガラッと変えてみました。こうやって工夫するのも楽しいし創作の醍醐味です。


今思い出すと大切な思い出ばかり。
とても思い入れのある、そして自分の転機になった作品の紹介でした。


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